麓郷展望台
ふらのの大自然が一望できる展望台。春には花畑の花が満開になります。
季節の花だけでなく、展望台からは雄大な景色も望めます。
北海道は梅雨がないため、暖かくなったらすぐにベストシーズンです。
色の違う植物が一直線に植えられている「レインボーロード」はみどころのひとつ。
開けた広場に輪状のカラフルな植栽の「彩りの広場」は絶好の撮影スポットです。
展望台の前には駐車場があり、大型バスも駐車できます。
大型バスのご利用の際は事前にご連絡ください。
展望台の周囲は雄大な自然に囲まれており、夕張山地や大雪十勝連峰、東京大学北海道演習林などを同時に眺めることができます。
農水省の風景百選にも選ばれました。
エゾシカ、エゾウサギ、エゾリス、キタキツネをはじめ、ヒバリやカケスなども時折畑のまわりに姿を現します。
この場所に惹かれて入植・開墾したふらのジャム園創業者も、ここからの眺望についての詩をいくつも編んでいます。
富良野に寄せて / 大久保尚志
北の大地
おお、北の大地よ お前は今
書物を読むことしか出来なかった男に
何を教えようというのか
澄み切った大空の下に広がる無人の畑にも
目を凝らして耳を澄ませば
未開の原生林に斧をふるう
男達の姿が見えてくる
開拓の生活を支えた女達の
生活の声(うた)が聞こえてくる
親の後ろ姿を追う幼子が見えてくる
このフロンティア、辺境の地
生命力弱き者の生存を拒み
情熱なき者の居留を許さず
多くの者 この地に来たり
多くの者 この地を去れり
意欲乏しき者 この地にて生きること能わず
理想なき者 この地に留まることを得ず
いわんやまして発展を願い繁栄を求む者なら
そして富良野
我は愛す 富良野の地を
富良野の森の生活を
あしたには 黎明を告げる鳥の声あり
夕べには 悠久の世界を示す星空の展開あり
春には 目に柔らかき緑
あたたかき風 咲き競う花
夏には 心清まる日の出
暑き日差し 爽やかな夕暮れ
秋には 豊かなる実り
全山の紅葉 物思いを誘う晩秋
冬には 総てを一色に染めての銀世界
そして時に厳しく 時に激しき雪模様
我は富良野に生き 我は富良野に死す
富良野 富良野の地こそ
我が墳墓の地と誓いしなれば
ふらのジャム園の花畑では、いろいろな花が季節ごとに見ごろを迎えます。
香港、台湾などアジア諸国から新婚旅行で訪れるお客様も少なくありません。
中にはプロカメラマンが同行し、園内のあちらこちらで記念写真を撮影される方もいらっしゃいます。